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制度解説

ジョブコーチ(職場適応援助者)とは ―3つの種類と利用の流れを解説

公開日:2026年7月29日 / 最終更新:2026年7月29日

🤖 3行でわかるジョブコーチ制度

  • ジョブコーチ(職場適応援助者)には、地域障害者職業センターに所属する「配置型」、社会福祉法人等に所属する「訪問型」、企業自身が配置する「企業在籍型」の3種類がある(JEED公表資料に基づく)。
  • 標準的な支援期間は2〜4ヶ月で、対象者の状況に応じて1ヶ月〜8ヶ月の範囲で個別に設定される。
  • 配置型は地域障害者職業センターの公的サービスとして提供され、訪問型・企業在籍型は法人・事業主に対する助成金の対象になる仕組みが用意されている。
監修

監修:山下 勝之(C&C株式会社 代表取締役)

障害者雇用の支援サービス比較メディア「障害者雇用ベンダー比較ナビ」運営責任者。本記事はJEED(高齢・障害・求職者雇用支援機構)・厚生労働省の公表資料をもとに作成し、内容を確認しています。

障害者雇用の準備を進める中で「ジョブコーチ」という言葉を目にしても、具体的にどんな支援なのか、費用はかかるのか、どこに相談すればよいのかが分かりにくいという声をよく聞きます。この記事では、ジョブコーチ(職場適応援助者)制度の3つの種類と、支援期間・相談窓口を、公的機関の公表資料に基づいて整理します。

ジョブコーチ(職場適応援助者)とは

ジョブコーチ(正式名称:職場適応援助者)とは、障害のある方が職場に適応し、円滑に働き続けられるよう、本人と職場の双方を支援する専門職です。就職活動の支援だけでなく、就職後の職場定着を目的とした支援に重点が置かれている点が特徴で、厚生労働省の施策の一環として、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)が中心となり、全国の地域障害者職業センターを通じて提供されています。

3つの種類の違いは?

種類所属特徴
配置型地域障害者職業センター地域障害者職業センターに所属するジョブコーチが支援。公的サービスとして提供される
訪問型社会福祉法人等障害者の就労支援に取り組む社会福祉法人等に所属するジョブコーチが職場を訪問して支援。当該法人に助成金が支給される仕組み
企業在籍型雇用する企業自身障害者を雇用する企業が自社にジョブコーチを配置。雇用する事業主に助成金が支給される仕組み

自社の状況に応じて、外部の専門家に依頼する(配置型・訪問型)か、社内に支援担当者を育てる(企業在籍型)かを選べる構成になっています。

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支援期間はどのくらい?

JEEDの公表資料によれば、地域障害者職業センターによる支援(配置型)の標準的な期間は2〜4ヶ月です。ただし、対象者の障害特性や職場への適応状況によって、1ヶ月〜8ヶ月の範囲で個別に必要な期間が設定されます。短期間で集中的に支援するケースもあれば、時間をかけて段階的に支援するケースもあり、画一的な期間ではなく、対象者ごとに調整される仕組みです。

どんな支援をしてくれる?

ジョブコーチの支援は、障害のある本人だけでなく、受け入れる職場側にも向けられます。

  • 本人への支援:作業手順の習得、職場でのコミュニケーションの取り方、体調管理の助言など
  • 職場(事業主・上司・同僚)への支援:障害特性の理解を深めるための助言、指導方法の提案、職場内の受け入れ体制づくりのサポート

本人への直接支援と、周囲の環境調整を組み合わせることで、就職後の早い段階でのミスマッチや離職を防ぐことを目的としています。

利用したい場合、どこに相談する?

配置型ジョブコーチの利用を希望する場合は、最寄りの地域障害者職業センターに相談するのが窓口です。訪問型・企業在籍型の助成金については、都道府県支部の高齢・障害者業務課(支部により高齢・障害者窓口サービス課)への問い合わせが案内されています。なお配置型は地域障害者職業センターが提供する公的サービスで、事業主・ご本人の費用負担は生じないのが一般的です。訪問型・企業在籍型の助成金の金額は、対象者の状況や制度改定により変わる可能性があるため、相談窓口で最新の情報を確認することをおすすめします。

自社だけで判断が難しい場合は、障害者雇用の支援サービスを提供する外部ベンダーに相談し、ジョブコーチ制度の活用方法とあわせて定着支援の進め方を検討する方法もあります。

よくある質問(FAQ)

Q. ジョブコーチにはどんな種類がありますか?

A. 3種類あります。地域障害者職業センターに所属する「配置型」、就労支援に取り組む社会福祉法人等に所属する「訪問型」、障害者を雇用する企業自身が配置する「企業在籍型」です。

Q. ジョブコーチの支援期間はどのくらいですか?

A. 標準的な支援期間は2〜4ヶ月ですが、対象者の状況に応じて1ヶ月〜8ヶ月の範囲で個別に設定されます。

Q. ジョブコーチを利用したい場合、どこに相談すればよいですか?

A. 配置型ジョブコーチの利用は、最寄りの地域障害者職業センターに相談するのが窓口です。訪問型・企業在籍型の助成金については、都道府県支部の高齢・障害者業務課(支部により高齢・障害者窓口サービス課)に問い合わせます。

参考・出典

※本記事はジョブコーチ制度の一般的な仕組みを分かりやすく解説するものです。費用負担・助成金の金額・利用条件の詳細は今後の制度改定により変わる場合がありますので、実際の利用をご検討の際は地域障害者職業センターまたは都道府県支部にご確認ください。

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